あなたが発信者側だったり、サービス提供者側だったりすると、こんなクライアントいませんか?
「お金を払ったんだから商品(情報)くれよ!」
このような人を通称、クレクレ君と呼ばれています。
クレクレ君とは、人に依存して何でも無料もしくは金額以上のものを教えてもらって当たり前だと思っている人のことを指します。
実際、このような人に絡まれたらうんざりしてしまいますよね。
ビジネスのシーンで多く見受けられるクレクレ君、実はプライベートでもクレクレ君と遭遇する場合もあるので気をつけなければなりません。
そして、自分自身もクレクレ君のような言動をとっている可能性もあるので、逐一自身を省みる機会は持っておいたほうがよいでしょう。
こちらの記事では、クレクレ君の心理的な特徴や対策をご紹介いたします。
さらに記事の後半では、あなたのクレクレ君度合いをチェックしますので最後まで読んでくださいね。
クレクレ君の心理的な特徴
クレクレ君の心理的な特徴として挙げられるのは
「受容的構え」
であることです。
受容的構えとは、精神分析学者エーリッヒ・フロムが唱えた概念です。
自分の欲しい物や良いことの源は全て自分の外部にあると信じ込み、他者から受け取ることが唯一の方法である
という考えのもとで生きています。
だから、自分では努力せずに他人から物や情報を得られるのは当然と考えてしまうんですよね。
もらって当然と考えているのですから、いざもらった時に感謝できない人間なのです。
恩着せがましい言い方に聞こえるかもしれませんが、何かを与えたらやはり感謝されたいですよね。
感謝してくれる人にはどんどん与えたくなってしまうものです。
クレクレ君のような人だと与える側としては、与える甲斐がないのでどんどんチャンスを逃していってしまうのは予想するに容易いと思います。
クレクレ君の特徴として具体例を挙げると以下です。
・何でも教えてほしいと人に依存する人
・無料で教えてほしいとせがむ人
・無料で参加しようとする人
・無料で教えてもらわないと、抵抗感を感じて時にはクレーマーになる人
・自分で調べもしないですぐに人から教えてもらおうとする人
・自分からは何も相手に与えようとはしないのに、自分だけが相手からもらおうとする人
・たとえ情報や機会を与えてもらったとしても感謝しなかったり文句を言ったりする人
普通に考えて、人間的にヤバい人たちですよね。
このような特徴に当てはまるようなクレクレ君とは接触を避けたほうがいいでしょう。
とはいえ、言動が当てはまったとしても一時的に誤った行動をとっただけかもしれませんので、安易にクレクレ君認定するのはやめてください。
見るべきポイントは、
「本人がクレクレ君のような言動をとってしまったことに反省の色を出しているかどうか」
です。
もし、反省の色が出ているようでしたらクレクレ君である可能性は低いので、今後も続けて絡んでいってあげてくださいね。
クレクレ君からうざい絡みがあった時の対策
特にクレクレ君は、情報発信ビジネスやネットワークビジネスなどについてくるケースが多いです。
つまり、情報を商品として売っている人たちですね。
こういった人たちは、
・SNS
・ブログ
・動画
・メルマガ
これらを駆使して情報を発信していることが大半ですが、アクセスすること自体は無料でできます。
だから、もっと深入りした情報だとしてもクレクレ君たちは無料で手に入れることができると思ってしまうんですよね。
クレクレ君は情報はタダでもらえると思っているので、情報に対しての価値を蔑んでいる傾向があります。
とんでもありません!
情報だって有用な価値を持っているのですから、お金を支払うべき商品なのです。
副業や専業で情報発信ビジネスやネットワークビジネスなど情報商材を扱っているビジネスマンならクレクレ君の対策を考えておかなければなりません。
クレクレ君はまさに失敗マインドを持っている人たちなので、必要以上に絡むとあなたまで失敗マインドの影響を受けかねません。
対策できる最善の方法は、
無視すること
です。
無視するとさらに反発されて悪影響されてしまうのではないかと心配になるかもしれません。
ですが、丁寧に対応すればするほどクレクレ君はいい気になって事態を悪化させてしまいます。
明らかにクレクレ君だと分かれば、きっぱりと無視するようにしましょう。
予めご自身のプラットフォームに「顧客でない人には一切返信いたしません」という明記をするのは、リスクヘッジになります。
あなたのクレクレ君度チェック
クレクレ君が周りに害を与える存在だということはご理解いただけたと思います。
ここまであなたの周りにいるクレクレ君には気をつけましょうという話をしてきましたが、あなた自身はクレクレ君になっていないでしょうか。
あなたのクレクレ君度合いをチェックするための項目を用意しました。
当てはまれば当てはまるほど、クレクレ君になっている可能性が高いので気をつけてくださいね。
人に聞いたほうが早いから自分で調べる前にすぐに人に聞く
無料という言葉に弱くすぐにとびつく
お客様は偉いという認識がある
普段から私は与えられているものが少ない
何かを手に入れたとしても満足できずこれじゃない感を抱きやすい
有能な人が自分を助けてほしいと思っている
いくつ当てはまりましたか?
人間ですから少しはこういった気持ちになるかもしれません。
ただ、このような気持ちを持った言動をとらないように気をつけてください。
気づいた時に自分のクレクレ君度チェックをして、自分自身を顧みるようにしましょう!
クレクレ君にならないために
自分がクレクレ君にならないためにできる対策をまとめました。
ここでは3つだけ厳選しましたが、この3つを徹底するだけでまずクレクレ君になることはないでしょう。
人から教えてもらう前にまずは自分で調べてみる
情報はただで教えてもらえるという認識がこびりついているとクレクレ君になる危険度が高いです。
情報を手に入れることはそんなに簡単なことではありません。
ましてや集めた情報を整理して分かりやすいようにしているのでしたらなおさらです。
情報提供者の苦労を分からないで、とっさに質問しているのでしたら一呼吸置いて
「これはググれば、入手できる情報じゃないだろうか」
と考える癖をつけてください。
そして、一旦ググって自分で調べても分からない事があれば、質問するようにしましょう。
質問内容で周囲が見るあなたのレベルが判定されてしまいますから、質問する際は慎重になってくださいね。
発信者側、提供者側を経験する
クレクレ君は発信者側や提供者側の苦労を知らないから、なんでも無料でもらえると思ってしまいます。
特に友達とか親交の深い間柄の相手にはクレクレ君を発動してしまう人が多いように思えます。
ですが、仲の良い人だからこそお金を払って相手を助けてあげようと思うのが正常な考え方ではないでしょうか。
自分ばかりが得しようと思う考え方を持っていては良好な人間関係を築くことができません。
相手を助けてあげようという慈悲の心があってこそ、巡り巡って自分に返ってくるものです。
クレクレ君は発信者側や提供者の苦労を知らないので、一度その立場を体験してみると良いですね。
アルバイトでもいいでしょうし、営業職でもいいでしょうし、それこそ情報サービスの提供者を経験してみるのはオススメです。
商品を提供する事がいかに大変なことかを身をもって体験すれば、なんでも無料で手に入れられるとは思わなくなるでしょう。
感謝する習慣をつける
クレクレ君はもらったとしても感謝することができません。
というか、自分がもらっていることに気づいていない人が大半です。
なので、日々自分はどんな事をもらっているのかを考えて生活するといいですよ。
オススメなのは、感謝日記をつけること。
1日の終わりに
「今日はどんな事をあたえてもらっただろうか」
と考えて、感謝項目を3つ挙げてください。
これだけで自分が周りから十分与えられて生きていることに気づけるはずです。
そして、人間誰しも良心があるものですから、与えられてものに対して感謝の意を込めて与える側の行動に変わっていくでしょう。
まとめ
クレクレ君の対策やクレクレ君にならない対策について紹介してきました。
クレクレ君の最大の特徴は「依存」です。
人だけでなく、会社や環境に対しても依存して生きているので、クレクレ君は幸福感を感じにくいのが特徴でもあります。
幸せを手に入れるためにも「自立」が大きなテーマだと思っています。
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