正月休みは有給休暇を消化するケース多発!年末年始休みがないのは労基法違反?

年末年始、正月はじっくり休んで体の疲れをとりたいですよね。

羽根を広げて家族で帰省したり、旅行する良い機会です。

ですが、近年では正月休みをとりたいなら有給休暇を消化しなければならない会社が続出しているのだとか。

正月くらい最初から休みにしてくれよ….

そのように思う人が大半だと思います。

こちらの記事では、年末年始休暇がなく、有給休暇を消化しなければならない会社がどれくらい増えているのかについて掘り下げていきます。

有給休暇とは

 
 
 
 
 
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まずは有給休暇について分かりやすく説明していきます。

有給休暇は「年次有給休暇」が正式名称となっており、労働基準法第39条で認められた権利であり、これを行使することで賃金が支払われる休暇の事を言います。

つまり、休みをとってもしっかりと給料は減額されないでもらえますよーってことですね。

休みをとっても給料がもらえる制度ってとてもありがたいですよね。

有給休暇をとれる日数は決まっていて、雇用開始から6ヶ月勤務を継続した者に与えられます。

勤務日の80%以上、働いた人に対して10日分の有給休暇を与える決まりとなっています。

引用:有給休暇」の基礎知識。“付与日数”や“5日取得義務”などの注意点を解説

2019年4月からは働き方改革が実施され、有給休暇は5日消化しなければならなくなりました。

休みを義務化するほど日本人は働きすぎということが分かりますよね。

 

近年の有給休暇の取得状況

 
 
 
 
 
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日本人は有給休暇を取得する人が少ないと言われております。

平成29年の有給休暇取得率は51.1%に止まっており、世界的にみるとかかなり低い数値となっていました。

 

引用:平成30年就労条件総合調査の概況

 

なぜこんなにも有給休暇を取得しないのでしょうか。

有給休暇を消化しない理由

 
 
 
 
 
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有給休暇を取得しない理由としては様々にありましたが、一番多かったのは「職場の空気」によるものでした。

こちらの調査結果はBIGLOBEが2017年7月18日~19日に実施したインターネット調査で明らかになりました。

20代~50代の社会人男女1000名を対象に年代ごとで250名ずつ、男女で500名ずつ回答をもらっています。

そして「職場に休める空気がないから」という理由で有給休暇を取得しないのは33.6%に及び、なかでも20代がこの回答をするのが多かったのだとか。

日本人特有の空気を読む気質が垣間見えますよね。

良くいえば協調性を発揮しているとも言えますが、悪く言ってしまえば「自立していない」や「軸がない」とも言えます。

順位 項目 割合
1位 職場に休める空気がないから 33.6%
2位 自分が休むと同僚が多く働くことになるから 22.9%
3位 上司・同僚が有給休暇を取らないから 22.3%
4位 自分で仕事をコントロールできない業務だから 21.1%
5位 業務対応が発生するかもしれないから 18.1%
6位 休みをとると他の日に残業しなければならないから 17.1%
7位 罪悪感を感じるから 13.1%
8位 なんとなく心配で休む勇気がないから 11.5%
9位 取得の申請がめんどうだから 10.3%
10位 上司に許可してもらえないから 8.7%
11位 評価が下がりそうだから 8.5%
12位 休暇を使ってやりたいことがないから 8.0%
13位 その他 2.0%

 

年末年始休暇のない会社が増えている?

 
 
 
 
 
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近年、年末年始も休暇はないという人が増えています。

増えているとは言いつつも、年末年始に出勤する人の話を聞く限り、いつもは満員電車が年末年始出勤だと余裕で座れるとのことでしたので、ほとんどの人は年末年始には休みをとっているようにも思えます。

それでは、年末年始にはどれくらいの日数休めているのでしょうか。

これは業界ごとに傾向があり、年末年始休暇の日数が多い順に並べると、

1位 自動車・輸送機器メーカー 8日

2位 ゲーム・アミューズメント機器メーカー、設備関連・プラントメーカー 7.5日

3位 電子・電気部品・半導体メーカー 7.1日

4位 家電・AV機器メーカー 7.0日

5位 化粧品メーカー 6.8日

6位 機械・電気機器メーカー 6.7日

7位 医療機器メーカー 6.4日

8位 建築・建材関連メーカー、不動産仲介 6.3日

 

となっております。

なお、こちらの統計は年によって若干の変動はありますが、大きな数字の変化はありません。

あなたの年末年始休暇はどれくらいでしょうか?

やはりこの統計を見る限り、景気の良い業界ほど年末年始休暇が設けられている傾向が強く出ているなと感じます。

とは言え、多い業界でも1週間ちょっとしか無いのは、世界から見ても少ないほうですので、もう少し増やしても良い気がするのですが。

正月休みは有給休暇を消化するようにという就業規則は労働基準法に違反していないのか

 
 
 
 
 
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年末年始休暇は法律上、1週間に1日または4週間に4日休日があれば、雇用者側は従業員に対して年末年始に休暇を与える義務はありません。

つまり、土日が休みならば、会社からは年末年始休暇を設ける必要はないということになりますね。

土日出勤が通常だったら、年末年始休暇を与えないといけませんが、こういう企業はブラックの匂いがぷんぷんします。

労働基準法によると、年間で休日は105日与えなければならない決まりがあります。

これよりも休日が少なくなってしまうと、労働基準法違反にあたり、違法なブラック企業認定されてしまいます。

ですので、1年の終わりには、年間でどれくらい休日をもらえたのか確かめてくださいね。

もしかしたら、あなたの会社はブラック寄りかもしれませんので。

仮に年間休日が105日未満であれば、会社側に申し立てるなどのアクションをとりましょう。

立派な法律違反なので、労働基準法を叩きつけて、休日の申請しましょうね。

会社の存続のためにもなりますし、あなたの健康にも大切なことです。

その際は、上司が怖い、会社にいずらくなる、といった感情は一切捨て去ってください。

あなたの行動が、自分の身を助け、あなたの周りの人間も助けるのだと自信を持って行動に移しましょう。

まとめ

年末年始は休めている人は多い印象でしたが、あなたはしっかり休めているのでしょうか。

労働基準法に違反していないのか、しっかり確かめて自分と会社を守ってくださいね。

また、会社の規則に縛られていませんか?

会社のルールがある以上は従わないといけませんが、不満があるものに対してまでもそのまま放置していたら幸福度は下がっていきます。

NLPセミナーでは「自立」をテーマにして、実践心理学を教えています。

現時点でもし会社に対してビクビクしているのでしたら、NLPセミナーで実践心理学を学ぶことで臆病になる必要はない事も気づけますし、自信もみなぎってきます。

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