脳のプログラムを書き換えるということ

ある方が、これまでゴルフのスコアがなかなか伸びなかったという話をされてました。
しかし、あるきっかけで、スコアがめちゃくちゃ伸びたんだそうです。
それはなぜ?と聞くと、
「病気になって、手術をしたからです」
というのです。

なんとも不思議な話です。

詳しく伺うと、脇腹の傷口はもうよくなったものの、
やっぱり体をひねるのはちょっと怖い。
ということで、おなかの傷をかばうと、逆に変な力が抜けるんだそうです。
けっか、力まずふわーーーっと、体を回転させるから飛距離は劇的にアップ。
すると心の余裕ができて、その後のアプローチも悪くないんだそうです。

彼は言います。
「ゴルフをやる人で、身体の力を抜いたほうがいいのは誰でも知ってると思います。
けど、実際にそれができる人は少ないんですよね」
これ、なかなか面白い言葉です。
力を入れるのではなく、抜いたほうがいい。
そんな簡単なはずのことができないから、ゴルフがうまくならない。

それを、彼は手術というきっかけがあってできるようになったわけです。

 

じゃあ、なぜ体の力は抜けないのでしょう。
これ、力を入れると飛距離が伸びるという過去の経験が脳内にインプットされているからです。
それは初めて野球をやったときとか、サッカーをやった時かもしれません。
そもそも、何かを動かそうとするとき、力を入れると大きく動くというのを経験した時かもしれません。
なんにせよ、脳というのはズボラな器官で、そういったパターンで行動を作り上げる傾向があるようです。
だから、分かっていてもうまくできない、ということが起こります。

 

そのパターンを変更するには、違った経験を脳にさせることが必要になります。
ごくごく簡単なことで、力を抜いたほうが球が飛ぶ、という経験を繰り返して、
頭の中のプログラムを上書きしていく必要があります。
どうしても、ゴルフ場をラウンドしているときは勝負に頭が厚くなるかもしれませんから、
練習場などでは繰り返し繰り返し、力を入れないスイングを練習する。
過去作り上げたプログラム以上に、力を入れないスイングを体におぼえこませる。

すると無意識に、力の抜けたスイングができるようになるかもしれません。

 

これ、仕事でも同じです。
同じ過ちを繰り返している人は、次も同じ過ちを繰り返すんです。
だからその習慣を断ち切らなくてはなりません。
その行動パターンを作ってきた、頭の中のプログラムを書き換えなければならないのです。

NLPという心理学は日本語で「神経言語プログラミング」と言います。
これ、どういうことかというと、自分の頭の中のプログラムを書き換えるスキルとも言えます。
その本質は、実際のセミナーで触れていただきたいと思います。

ぜひ、一度試してみませんか?

個人向けセミナー

 

現状に不満なら起業してみればいいじゃん!!

 

 

セミナーやコーチングをしていると、よく出くわす悩み事の一つに会社への不満があります。
 
お話を聞かせていただき一通りの悩みは一時は解決しますが、必ずと言っていいほど同様の不満がまた起こります。

そんなとき最初に言わせていただく質問が、

 
「そんなに不満ばかりあるのにどうして会社を辞めないの??」
 
「そんなに不満があるなら起業してみる気はないの??」
 
この質問を投げかけて起業した人は誰もいません!!
 
どうして起業しないのかは今、不満を述べてる人が一番よくご理解いただけると思います。
 
厳しいことを言わせていただくと不満ばかり言う人は、基本的には周りの人に甘えてる方が多いと思います!!
 
ですから、起業しても上手くいかないことを本人が一番よく知ってるのではないでしょうか??。。

さらに起業した人でも起業してから初めて

どれだけ 自分が傲慢だったか
どれだけ 自分が無責任だったか…
どれだけ 自分の考えが甘かったか
どれだけ 恵まれ助けられていたか

どれだけ 会社が手厚くしていくれていたか
どれだけ 毎月お金が入ることがありがたいことだったか
どれだけ 自分でやって行くと以外にお金がかかるのか
どれだけ 自由にさせてもらえてたのか

会社を辞めてみて初めて気付きましたという言葉もよく聞きます。

このような不満ばかり言う人は今現在、どれだけ満たされてるのかを知りません。

 
 
そして、不満で会社を辞めていった人はどこに行っても必ず同様の不満を言い続けてます。。
 
不満を言ってる人の心の声は、
 
「私は変わるつもりはありません、ですから会社が変わるべきです。」
 
と言い続けてます。

ですから今、会社に不満があるのなら起業してみればいいのです。

 
起業する気がないのなら、不満を並べるよりどうしたら自分の思うように仕事がはかどるのだろうかと自分に質問をしてみてください。
きっと、ないものばかり見る習慣ではなくあるものだけが見えてくる習慣へと変わることでしょう!!
 
いずれにしてもとりあえず笑っとこや!!
 

 

変わりたいのに変われない。そんな時にはじめに試したいこととは?

ぼんやりとであれ、はっきりとであれ、
自分を変えたい、と思っている人は多いと思います。

かたずけができない自分を変えたい。
異性に対して積極的になれない自分を変えたい。
苦しいことからすぐに逃げ出す自分を変えたい。
など、まあいろんなパターンがあります。

 

しかし、残念ながら、こういう人たちは、
3年前にあった時も、去年にあった時も、
いつもなじことを考えていたりします。

その「変えたい」という願いは、
実現されていないのでしょうね。

 

変えたいのに変われない。
そこには、いくつかの理由が考えられます。
一つ疑っていただきたいのは、
「ほんとうは、変わりたくないのではないか?」
という事です。

 

実は、「こんなのいやだ」と思いながらも取ってしまう行動、
これには必ず何かしらのメリットを感じているのです。
たとえば、かたずけができない状態。
これを考えたときに、かたずけをしないことで得ている恩恵があります。
分かりやすいのは、かたずけをしないことでかたずける時間を無駄にせずに済んでいる、
という恩恵です。
それ以外にも、かたずける時間もないほど忙しいと思われることで得られる充実感。
自分が仕事に集中しているかのように思える満足感。
まあ、深く突き詰めていくといろんな恩恵が出てくると思います。
それが正しいかどうかは別として・・・。

 

あえて引っかかるような言い方をしたのには理由があります。
なにしろ、「かたずける時間」は、かたずけないことで確かに削減できているように見えます。
しかし実際は、散らかった状態ですから「探し物をする時間」が増えているはずです。
これらを天秤にかけたとき、恒常的に探し物をしている状態と、それなりに気合入れてかたずけした時間と、
どっちが時間を無駄にしているのでしょうか。

実は、人は物事を合理的には判断していないことが多い。
それが「思い込み」です。
目の前のかたずけにかける時間を無駄と感じるけど、
細切れに浪費される探し物をする時間は無駄とは感じない。

私たちの悪習慣の多くは、こういった思い込みから作られていることが多いのです。

 

で、どうすればいいか。
それはまずは、その思い込みがあることに気づくこと。
そのためには、理想的な行動をしないことで受けている恩恵は何か?を問うことから始まります。
そこで思い込みの中身がだんだんとはっきりしてくる。
あとは、その思い込みに対処していくだけです。

実は、これは、心理セラピーの初歩的なスキルです。
セラピーの現場から体系化されたNLPはこういったことを再現性のある形でできるスキルが満載です。
変わりたいけど変われない。
もし、あなたがそんな状態なら、NLPを学ぶことで変化を促すことが可能です。

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なぜ?を問い続けてみる

中小企業の経営者にありがちなのは、
「なにをするか?」
ばかりに気を取られているパターン。

たとえば、ある保険代理店さんは同業他社を見て、さっそくこれをやろう!
と持ち帰ったアイデアがあります。
それは、来客のお名前を書いたウェルカムボート。
たしかに、訪問した会社の入り口に、
「まんトレスタッフ”中の人”さん、ようこそ!」
なんて書いてあったらうれしくなります。

ある時、これをやる保険代理店さんの数がけっこう増えてきました。
けど、最近はだんだんとすたれてきたように思います。
ふと、我に返った時に
・うちのオフィスにそんなにお客さん来ないし
なんてことになったんじゃないでしょうか。

 

参考となる取り組みを真似をすることは悪いことだとは言いません。
ただ、せっかくですから、それを取り入れる際に考えてみてはいかがでしょうか。
「なぜ、それをやるのか」
ということを。

例えばこんな感じです。
「友人の会社に、ウェルカムボードを出してるところがあってすごくよかった。ウチもやろう!」
なぜ?
「そりゃあ、来客に喜んでもらったほうがいいじゃない」
なぜ?
「そりゃあ、居心地がいいほうがいいじゃない」
なぜ?
「また来たいと思ってもらえることが必要だから」
なぜ?
「こちらから訪問するのではなく、来店していただいて手続きしてもらいたい」
なぜ?
「お互い、効率が良いから」

 

・・・とここまでくると、会社として、お客さんに訪問している現状を、
お客さんが来店してくれる状況に変えたい、という本音が出てきます。

じゃあ、その機能をウェルカムボードが果たしてくれるのでしょうか?
これは微妙ですね。
なにしろ、この会社に来たことがない人は、その気分の良さを知らないのですから。
つまり、単にウェルカムボードを掲げるだけでなく、それを広く知らしめるとか、
お客さんが事務所に立ち寄ってくれる工夫が必要になります。

ウェルカムボード単体では、本当にやりたいことが機能しない可能性が高いと言えそうです。
また、再度の来店を促すという目的があるとしたら、それなりにもう一工夫必要になります。
単なるマネでは思いつかないことに、思い至るようになるはずです。
逆に、意味を考えず、見かけだけを真似するのは、かなり危険です。

 

これは会社の運営だけの話ではありません。
個人レベルにおいても、よくこういったことが起こっています。
たとえば、「仕事で成果を上げたい」と感じたとします。
なぜ?と問うてみましょう。
「そりゃあ、認められたいから」
なぜ?
「だって、会社で出世するためには必要でしょ?」
なぜ、出世が必要?
「収入を増やしたい」
なぜ?
「豊かな暮らしがしたい」
なぜ?
「あれも買いたいし、これも買いたいし」
なぜ?
「そりゃあ、いいもの持ちたいじゃない」
なぜ?
「勝ち組として見られたい・・・からかな」
なぜ?
「・・・」

なんていう風に見ていくと、だんだんと自分の本質に近づいていきます。
あるところまで掘り下げると、たいていは同じような回答がぐるぐる回り始めます。
実はそこから先に、隠れている自分が見え隠れすることが多い。
あるいは、見たくない自分と言えるかもしれません。

観たくない自分、といっても、決してどす黒いものではないことが多いので安心してください(笑)
ただ、自分にとっては、何かの理由で封印した自分の個性です。
子どものころは、子の個性を発揮して、無限の可能性を持っていた自分を、成長の過程で閉じてしまったのです。
理由は簡単です。
社会の中に埋もれるためです。
特に日本の教育は、社会の中で目立たない人を作る教育です。
人と同じにすることが求められ、人の輪を乱さないことを求められます。
小さいころ、縦横無尽に発揮していたあなたの個性は、そんな大人の事情の中では強くて大きすぎた。
だから、その能力をかたい殻の中に封印して大人になりました。

 

たしかに、子どものころは、分別がつかないので大人がその個性を封印する方向へもっていったのは理解できる話です。
しかし、今はもうあなたは分別のある大人。
自分の個性をどこまで発揮し、どこでセーブするかをコントロールすることは可能なはずです。
だから、そろそろその個性を表に出してもいいころ合いだと思います。
封印されたあなたの個性の、ほんのわずかでも、この世界に噴出させることができればOK
自分探しで言う”自分”は、外にはありません。
あなたの内の中にあります。

それを引き出すために、海外を旅して日頃受けない刺激を受けるのも一つの方法です。
しかし、その気になれば、たった一つの質問でも、あなたの本質を引きずり出すことが可能です。
それは「なぜ?」という質問を繰り返すこと。

それいがいでも、NLPではそういったかたい殻の中に包まれた自分の本当の姿を外の世界に引き出す手法が数多くあります。
生まれ変わりたい。
そう思うなら、NLPを学んでみてはいかがでしょうか。

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あなたには、青にみえる?白く見える?

ひとは、見たものを見たままに近くできないものです。
その証拠に、この記事を見てみてください。
一時期、激しい論争を呼んだドレスの画像です。

このドレス、青と黒のドレスに見える人と、
白と金に見える人が真っ二つに分かれたのです。

 

青と黒に見える人からすれば、白と金に見えるなんておかしい!というし、
その逆もしかり。
実物は、まがうことなき青と黒なのですが・・・。

 

さて、人は、文脈で世の中で起こっていることを理解します。
白と金に見える人がいたり、青と黒に見えたりする人がいるのはなぜなのでしょう。
これは、ある神経学者によると、人の知覚の特徴だといいます。
もう少し具体的に言うと、背景の色や、色の当たり具合から、自分なりにシミュレーションして、周囲の状況を含めて目に映る現実を「作り上げている」んだそうです。
まあ、いわば、仮想現実の世界と何ら変わらないのかもしれません。

他にも、森の写真を見たときに、逆三角形をつくる点が三つ目に入ると、それは人の顔に見えてしまうという話もあります。
心霊写真の謎解きの時によく説明される説ですね。

それは、そういった「作り物の世界」を知覚するのは視覚だけではないようです。
自分たちを取り巻く状況もまた、自分勝手に世界を作り上げていることは多い。
たとえば、いつも眉間にしわを寄せている人がいるとする。
いつも笑顔なのに、自分に接するときはなんだか厳しい顔をしているように見える。
これも実は、必ずしも現実ではないことも多い。
この人に嫌われてるんじゃないか?という不安があると、その考えを強化する情報を選んで知覚しがちです。

となると、世の中は、私たちの「思い込み」でできていることもあるんじゃないか。
そんな風に思えることは少なからずあります。

 

たとえば、ある講師の方は子供のころこう感じていたそうです。
「自分は人前で話すのが苦手だ」
すると、彼は自分が話したことがうまくいかなかったことを証明する情報を選んで取り込んでいく。
だって、あのときは緊張でがちがちだったし。
だって、聞いていた人たちはあまり反応がなかったし。
だって、話した後誰も褒めてくれなかったし。

その時に、目を輝かせてあなたの話を聞いていた人のことは、目に入ってはいる。
けどそれを無視しちゃってるんです。
そんなわけない、って。

もう無意識でやってるから、本人「無視」してることさえ気づかないんですが。

 

何が言いたいかというと、別にスピリチュアルな意味ではなくとも、
現実は自分自身が作っているもの。
つまり、自分が変われば世界がわかるわけです。
で、自分が変わるためには、自分との対話が必要。
だから、NLPを皆さんにお勧めするわけなんです。

NLPで人生を変えた人はたくさんいます。
次は、あなたの番じゃないですか?

 

個人向けセミナー

 

 

セミナーの3つのタイプ

「考えるな、感じろ」
・・・というのは、ブルース・リーの名セリフ。
実は、これ、けっこう的を射てると思うのです。

先日私は、あるセミナーに参加しました。
内容は、バリバリ知識系のお話です。

あ、そうそう。
セミナーって私は大きく分けて三つのタイプがあると思っています。
一つは、知識を取り込むためのセミナー。
二つは、ノウハウ系のセミナー。
そして、三つ目が、体感するセミナー。

 

もっともセミナーとしてシンプルなのは知識系セミナーですね。
割と難しい教科書があって、その難しい内容をかみ砕いて解説する。
講師の役割は、解説して理解させるまででしょう。
たとえば、多くの資格試験対策のセミナーや、法律や税務のセミナー、
学校の勉強もこれに分類されるんじゃないかと思います。

で、二つ目は、ノウハウ系セミナー。
ノウハウ系セミナーのゴールは、受講者がそこで教えられたことを使いこなすことができる状態です。
マーケティングとかが結構多いですね。
後変わったところでは、異性との付き合い方とか声のかけ方とか(笑)
本来、営業のスキルアップはここに分類されるように思えますが、実はその手のセミナーは内容的にノウハウ化されていないことが多い。
こんなこともできる、あんな工夫も使用的な、実は知識系セミナーの域を出ないものが多いと思います。
何しろ使いこなせない。
営業セミナーに出て、目が覚めるような業績アップをした人って、意外と耳にしないんじゃないですか?

 

さて、三つ目が、体感するセミナーです。
これ、ちょっとイメージしにくいですよね。
NLPを知っている方なら、VAKモデルを連想するかもしれません。
見て、聞いて、身体の動きで、セミナーの内容を体感する。
様々な、身体を使うワークを組み込んだセミナーのイメージ。

けど実は、身体を使うからと言って、体感するセミナーとは必ずしも言えません。
体を使うのは、より多くの知覚機能を使って情報をキャッチすることがそもそもの目的です。
従来は、目や耳からしか情報を入れていないのに対し、
体の動きはもちろん、周囲の人たちの共同作業、競争、対話、ゲームなど、
様々な要素の中で「場」づくりを行うのが、体感するセミナーの醍醐味です。

内容としては、本に書いてあるようなことだけだったとしても、本で読むのとは感じ方が圧倒的に違うのです。

 

例えば、映画であれば、脚本や原作本を読めばストーリーは十分楽しめます。
しかし、人は、映像を求めるし、音や音楽にも耳を傾けたい。
だから、DVDやブルーレイを借りるわけです。
さらに、もっと臨場感を得たいから、映画館に赴き結構な値段を払う。
知識だけを取り込むなら活字で十分ですが、映画館の感動はまた別物であるのは皆さんもご存知でしょう。
体感型セミナーは、そういった特徴を持っています。

そういう「場」に身を浸すことで何が起こるかというと、意識の変化です。
自分が変わっていくんですね。
本を読むだけでも、もちろん人は変化することができます。
しかし、それを全方位的刺激で、現実と隔離されたセミナー会場で行うからこそできる変化もあります。
そんな変化を起こすべく設計されているセミナーの1つが、NLPのセミナーです。

ぜひ一度、その一端を体験したい。
そんな方には、まずはNLP体験セミナーがおすすめです。
NLP体験セミナーで、その先にある何かを感じることができたとすれば、次のステップへ進むことをお勧めします。

募集中セミナー

経済人には心理学は必要ないという誤解

時々、こんなお話を伺うことがあります。
自分は経済に生きる人間だから、
自分は会社経営にかかわる実務家だから、
心理学の勉強なんて必要ない、と。

 

実は、見ていてすごいな、と思うのは経営者やビジネスリーダーの中には、
心理学の知識なんかなくてもきちんと人の心をつかめる人はけっこういます。
人が何を考え、どう行動し、どこへ向かおうとしているのかを敏感に察知し、
会社のマネジメント、マーケティング、戦略策定などにうまく生かしている。
こういった天才的な感性を持っている人は確かにいます。
しかし、それは全体のごく一握り。
きっと、100名のビジネスリーダーがいても、その域に達している人は1名いるかどうかでしょう。

 

しかし、実際、例えば株価は人の心理で動くことがあるようです。
特定の株がある程度上がる。
すると周囲の人は、それを買うか買うまいか逡巡する。
この勢いだからまだまだ上がると考える人が多いと、株はさらに上がる。
ココがピークだと考える人が多いと、株は売られる。
株価が下がり始めると、乗り遅れまいと、根拠の乏しい状態でもつられて売る人が続出。

けっかとして、株価の変動は加速されていきます。

これは株だけでなく、最近の仮想通貨の価値でも同様ですね。

 

実は、人の行動の多くは、合理的判断に則っていないと言われています。
それを見抜いた一人が、ダイエーを一代で築き上げた中内功さんでしょう。
徹底的に安い特価品を設定すれば、その商品自体は赤字かもしれない。
しかし、それで店を訪れたお客さんは、特価品だけを買って帰るわけではない。
それを見越して、戦略的な価格設定を行ったのがスーパーマーケットのビジネスモデルの起点だと思います。
その後、次につながる戦略が打ち出せず、ダイエーは買収されてしまいましたが、間違いなく一時代を作り上げたビジネスモデルでしょう。

たんなる大学生の自己紹介ページが、これだけ巨大なビジネスになったFacebookもまた人の心理をうまく救い上げた結果でしょう。
「いいね!」ボタンや、写真機能、チャットや過去の思い出機能など、うまく交流を促進させ、承認欲求を満たす工夫が行われています。

誰かが財布のひもを緩めるとすれば、その誰かは常に人です。
なのに、人を知らずにビジネスをやるというのは、かなり危険と言わざるを得ません。

 

けっかとして、世界有数のビジネススクールにおいては、何らかの形で心理学を収めた人が研究に従事していることが多いようです。
実際に、ここ数年のビジネス書のベストセラーにおいては、人の心理を扱うものが多いような気がするのは私だけではないでしょう。
ブラック企業なんていう言葉が普通に使われるようになりましたが、これも問題は単なる長時間労働だけではありません。
メンタルの問題が、実は大きいウェイトを占めているのではないでしょうか。
どんなに労働時間を短くしても、ブラック企業は、ブラック企業。
そんな気がしてなりません。

経済人、経営者、ビジネスリーダー。
そういった人にとって、心理学はもはや必須科目。
私はそう考えていますが、いかがでしょうか。

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社員から会議で意見が出ないときどうすればいいか?

中小企業経営者の悩みを聞くと、割と多いのが社員に自主性がない、というお話。
たとえば、会議においても、アイデアを出そう!といってもなかなかアイデアが出ない。
それを見た社長はこう思うわけです。
「こいつら、真剣に考えてないな!」

もうすこし場の空気を読むのがうまい社長はこう考えるかもしれません。
会議の場がシーンとしている。
この中で意見を言うのは、なかなか難しいよな。
もう少し会議の場を活発にしたほうがいいな。

しかし、やり方がわからない。
そんなお悩みが多いようです。

 

さて、まずアイデアが出ないのには理由があります。
それは、どうしても頭が固まってしまっている状態だと考えられそうです。
その原因の一つとして考えられるのがストレス。
人はストレスを感じていると、自由な発想が難しくなります。

後者の、「場」の空気の問題については、社員さんがリスクを感じているのでしょう。
たとえば、こんなことを言ったら叱られるかもしれない。
こんなことを言ったら、バカにされるかもしれない。
こんなことを言ったら、無知・勉強不足と言われるかもしれない。
こんなことを言ったら、却下されるかもしれない。
そんな恐れを感じるから、頭に浮かんだ言葉も口にできなくなってしまいます。

 

逆に考えてみましょう。
皆が平等な、友達同士の場合はいかがでしょうか。
バカにされるとか、勉強不足とか、却下されるとか、
気にせずに発言できる空気というのがあったりしませんか?

そしてそういう場所では、ちょっとズレた話でも、
遠慮なく言えたりしますから、少し大胆な意見が出ることもあります。

 

 

ところで、心理学のある実験では、こんなことがわかっています。
何か解決したいことがあるとき、現実的な意見をブラッシュアップしていくより、
はじめはあり得ない解決策からスタートしたほうが画期的なアイデアになりやすい、
という現実があります。

たとえば、会議において何か問題を解決したいときに、
・できそうなことでなければ発言してはいけない
・無茶な意見は却下
という姿勢をとっていると、画期的なアイデアは出にくくなります。

 

この状態を緩めるには、本来的には会議の中だけではなく、
常に社内でのコミュニケーションを頻繁にすることが必要となります。
また、社長なり、上司なりが、部下を受け入れる姿勢が必須です。
部下は、この上司になら、何を言っても安全、と感じる状態が必要になります。

それはそれとして努力するとしても、今すぐ会議を何とかしたい。
そういう要望もあるかもしれません。
そんな時には、会議の本来の話とは別に、「雑談」をうまく仕掛ける必要があります。
以前紹介したことがありますが、Good&Newというワークがありますが、それも方法の1つです。
24時間以内に自分に起こった、よかったことや、新しい経験を共有しあうワーク。

 

大事なのは、全員が、同じ分量だけ、平等に話をする機会を意識するということ。
また、彼らの発言を無条件に受け入れるということ。
これが仕事の話だと、常に受け入れるというのも難しいかもしれないので、仕事以外の話がベストです。

他にもこんな方法があります。
もはや会議を遊びやゲームにしてしまうということ。
解決策を議論したいとすれば、その課題解決に近いことが優秀なのではなくて、
最も面白いアイデアを出した人を表彰する、といったもの。
チーム制にして、アイデアを競わせると面白いかもしれませんね。

 

ということで、会議の場づくりというのは、結構難しい。
難しい一方で、やれることはけっこうあります。
とはいえ、あくまでその場しのぎで終わらないよう、日頃のコミュニケーションを見直してみましょう。

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痛みを避ける選択がもたらす結果

世間の荒波の中で生きていると、時に八方ふさがりになることがあります。
プランAを採用すれば、今まで通りだけど、あまり面白みを感じない。
プランBを採用すれば、今の悩みは解消されるかもしれないけど、同時に人から批判されるかもしれない。
どっちにすればいいかわからない。

具体的な例で考えてみましょう。
●今の職場は殺伐としていやだ。
 プランA それでも今まで通り働く。
 プランB 転職する。転職先も殺伐そしてるリスクがあるし、勝ち組と言われた会社を辞めることで親せきからはボロカスに言われそう。

●今の配偶者とは一緒にいたくない。
 プランA それでも子供のために何とか仮面夫婦でやり過ごす。
 プランB 離婚する。子どもには寂しい思いをさせるし、世間の目があるからどうしたものか。

こんな感じです。

 

たとえば、転職の例だと、
「とにかく副業を始めて、うまくいったら独立する」
という選択もあるのかもしれません。

ここで注目したいのは、
「痛みを感じない方法」
を私たちが探しがちだということ。

もちろん、それは悪いことではありません。
しかし、度が過ぎると・・・ということはあります。
八方ふさがりという人の多くは、
「痛みのない方法が見つからない」
というだけで、本当に打つ手がないわけではないわけです。

 

振り返ってみれば、大人になった私たちもまた、
痛みを避けることで今の状況になっていることが多い。

学生時代、叱られるという痛みを避けるために、勉強した。
音楽をやりたかったけど、食えないという痛みを避けるために、普通の会社に就職した。
仕事の中で、降格という痛みを避けるために、会社の言いなりで仕事をした。
まあ、挙げればきりがありません。
これが連続して、いずれうまく回らなくなることがあります。
それがモヤモヤした、何か物足りない人生、という結果に現れがちです。

 

そこに必要なのは意志の力。
どうしてもこれをやり遂げたい、という希望に向かう力です。
しかしかなしいかな、私たちは痛みを避ける選択に慣れすぎて、
いまや何をやりたいのかもわからなくなってしまうんですね。

そんな時にNLPはお役に立てると思います。
今まで見失ってきた自分の意志を取り戻す方が続々と現れています。
あなたも、そんな体験、してみませんか?

 

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「私はできる」と言ったらできてしまう不思議

受験シーズンが始まりましたね。
もうここまでやったらあとは、実力を出すだけ。
いかに実力を引き出すかに集中したいところですね。

さて、私も御多分に漏れず、受験を経験しています。
ちょっと興味深い出来事があったので共有したいと思います。

 

私が受験した時、同じ大学の3つの学科を受験しました。
一日目が法学部。
二日目が経済学部。
三日目が商学部。

偏差値的には、法学部、経済学部、商学部の順です。
私立の私大でしたので、試験科目は、
1時間目 英語 (200点満点)
2時間目 国語 (200点満点)
3時間目 社会 (100点満点)
という配分でした。

 

1日目は意外と緊張することもなく試験は終了。
問題は二日目です。
この時に、自分が最も得意としていた英語で引っかかりました。
はじめの問題で引っかかってしまいました。
長文問題なのですが、そこに熱中するあまり気づけば時間を相当に使っていました。
けっか、最後までその状態を引きずり、失意の状態で英語の時間を終えました。

当時の私は、英語は得意科目でした。
英語で点数をとれなければ、ほかの科目ではキツイ。
そんな思いを持ちながら、国語、社会、と臨んでいきましたが今一つ。

 

最終日の商学部のテストのときには、気持ちも新たに受けなおせました。
しかし、合格発表を見て、差は歴然。
問題なく受験できた法学部と、落ち着きを取り戻した商学部は合格。
焦ってしまった経済学部は不合格でした。

 

実は、事前の模擬テストでは、
法学部 合格率 70%
経済学部 合格率 90%以上
商学部 合格率 90%以上
と出ていたのに、合格率90%以上の経済学部を落としてしまいました。

 

試験が終わって翌日、経済学部の問題用紙を見直してみると、別に特別難しくなかったのです。
落ち着いてやれば楽々解けるのに、焦ってしまったからガタガタに調子を崩してしまったわけです。
はじめの問題で時間を使いすぎて、「これでは”できない”」と考えてしまったのでしょう。

 

そういったことを防止するためにできることがあります。
それは、試験会場に入る前、一人でつぶやきます。
「私はできる、私はできる、私はできる」
三回も呟けばいいでしょう。
これだけで、ずいぶんと変わるのです。

 

ある、高名なセミナー講師の方がいらっしゃいます。
数百名、数千名の前で、人を魅了する話をするような人です。
この人のお話を伺う機会があり、その方はこんなことをおっしゃっていました。
「セミナーの前はやっぱり緊張します。だから、自分で自分に”私はできる”と言い聞かせてます。」

ばかばかしい、と思う方もいるかもしれません。
しかし、パフォーマンスの結果は圧倒的に変わります。
これが潜在意識の力なんですね。

 

これを簡単に試す方法があります。
たとえば、直立した状態から前屈してみてください。
勢いをつけず、じわじわ身体を前に倒す。
これでどれだけ曲がったかを覚えておいてください。

次に、目をつぶってイメージをしてください。
身体がめちゃくちゃに曲がって、地面を突き抜け、ありえないくらい曲がってるイメージです。
その後、先ほどの前屈をやると、あらふしぎ。
前回以上に楽々曲がってしまいます。
そうなんです。
人は、自分が考えたように体を動かせるし、能力を発揮できる。
けど、できないかも、と思ってるからできないんですね。

 

その能力を最大に発揮させる魔法の言葉。
それが「私はできる」です。
まあ、やって損をすることはありませんので、
ここぞというときに試してみてください。

 

さて、NLP(神経言語プログラミング)というのは、ここで話に出た「潜在意識」を使いこなすテクニックでもあります。
自分の能力を最大限発揮したいのなら、学んでみて損はないと思いますよ。

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