頼み事を断れない人が断る方法5選!短所を長所に変える考え方についても

誰かに頼み事をされたら断れないでいませんか?

日本人に多く見られる気質ですよね。

全てを断れということではありませんが、イヤイヤ頼み事を引き受けても良い結果を生み出す事はできません。

また、頼んだほうも嫌々やられても、気分悪いですよね。

双方にとって、心がスッキリするようにも本気で嫌な頼み事は断るようにしたほうがいいです。

そもそも断れない人はどんな気持ちを抱いているのでしょうか。

こちらの記事では、断れない人の心理と嫌な頼み事を断る方法について解説していきます。

頼み事を断れない人の心理

頼み事を断れない人は次の2つの心理を抱いています。

・嫌われたくない

・良い人に思われたい

 

どちらも相手の事を思った気持ちではなく、自分の身を守るための心理です。

「断る=悪」といった認識が染み込んでいる場合もあります。

人間には良心がありますから、断るには勇気が必要となってきます。

この2つの気持ちについて払拭する方法を添えて掘り下げていきます。

嫌われたくない

断れない人の一番の心理的な理由は「嫌われたくない」ということです。

誰もが嫌われたくないという気持ちは持っているはずです。

なにか頼み事をされた時に

「断ったら嫌われてしまうかもしれない」

こういった思いが先行してしまいがちです。

ですが、逆の立場を考えてみてください。

実際断ったぐらいでその人のことを嫌いになるようなことってありますか?

断ったら嫌われてしまうという考えは、自分本位の考え方だと言えます。

相当ひどい断り方をしなければ嫌われるようなことはほとんどありません。

断るぐらいであなたのことを嫌いになるような器の小さい相手なら嫌われても全然問題ありません。

おそらく、その人の周りには人は寄り付いてこないでしょうから。

良い人に思われたい

良い人に思われたいという心理も自分本位な考え方です。

他人の考えは変えられないものですが、自分のことを良い人に思うのは相手ですし、相手の考えを変えようとしている考え方だからです。

だから良い人に思われたいという思いは抱いていたとしても無駄になってしまいます。

ならば純粋に相手のためになりたいという思いを強く持って頼み事を引き受けるべきです。

そして、その頼み事を受けるかどうかは相手のためになるかどうかを判断基準にしましょう。

 

頼み事を断る方法5選

頼み事をどうしても断れない時にはこれから紹介する5つの方法を意識してみてください。

理由を簡潔にする

頼み事を断る時には理由を添えましょう。

たとえ因果関係が少しおかしくても、人間の心理的に

「◯◯だからできない」

と理由付けで断られると、なんとなくもっともらしい理由に聞こえるといいます。

明らかにつじつまが合わなさ過ぎる理由だとダメですが、理由をつけることでやんわり断れる確率が上がります。

例えば、

今忙しいからできない

という理由は一見整合性がとれているように思えますが、どんなに忙しくても本気を出せば時間は捻出できるものです。

忙しいという理由は掘り下げれば全然理由にはなっていないのですが、なんとなくちゃんとした理由になっているように思えるのです。

「忙しいから」は鉄板の断り文句ですね。

すぐに返答する

頼み事をされたらすぐに返答しましょう。

一番困るのは煮え切らない返答をして、先延ばしにされることです。

先延ばしにされるということは相手からすると

「返事を聞く」というタスクが増えている状態になります。

つまり、相手の脳のリソースを消費させてしまっているのです。

返答を先延ばしにするということは相手の貴重な時間を奪っているということになります。

断る時には勇気を持ってすぐに返答しましょう。

これが相手への親切となります。

代替案を提案する

断りを入れてどうしてもバツが悪いのなら、他の案を提案してみてはいかがですか。

社員旅行に誘われた時に断りたいのなら

「その代わりに次の飲み会の幹事をやります」

と提案しましょう。

ただ断るよりも良い気分になりますよ。

残念な気持ちを出す

せっかく誘ってくれたり頼み事を頼んでくれたりしているので、少なくともあなたのことを信頼しているということです。

残念な気持ちを全面に出しましょう。

本当は頼み事を引き受けたかった思いが伝わると、また他のことで頼まれる可能性は上がります。

逆に残念な気持ちが一切ないと二度と頼まれなくなる恐れもでてきます。

何も頼まれなくなるとそれはそれで寂しいものですよ。

良好な人間関係を維持するためにも自分の残念な気持ちも伝えるように意識してください。

 

感謝する

断る時には感謝の気持ちを伝えましょう。

頼み事をしているということは自分のことを頼っているということです。

「頼りにしてくれてありがとう。今回は都合悪いけどまた頼ってね」

「お誘い感謝します。とっても参加したいかったけどまた次回誘ってください!」

というぐあいにです。

時間を割いてまで自分を気にかけてくれていると捉えることもできるので感謝しましょう。

感謝が根底にあれば、断る際も嫌なムードにはなりません。

 

頼み事を断れない性格は悪いことじゃない!短所を長所に変える方法

断れない性格はネガティブに捉えられがちですが、物事には良い面があるものです。

ですので、断れない性格を別の言い方に変えてあげることで長所として活かすことができます。

断れない性格の人は優しい人だと言えるでしょう。

なぜなら、断れない人の心理状態といえば先述した

・嫌われたくない

・良い人に思われたい

という思いがあるのですが、もっと深堀りしていくと、

「相手を傷つけたくない」

という思いも同時に抱いているからです。

多くのケースはただの思いこみなのですが、相手の心を理解しようとする気持ちがある時点で優しい性格であることが分かります。

一見、断れない性格というのは、女々しくて生きにくいといったネガティブ要素に意識が向きますが、要は考え方次第です。

自分の優しい性格であるところに意識を向けて活かしてください。

 

まとめ

断る時には持ち前の優しさを武器にして、相手を傷つけないで感謝をベースにするといいですよ。

常日頃から感謝した生活を送っていると幸福感も上がってきます。

断れない性格を嫌に思って自己嫌悪に陥っていると人生の時間がもったいないです。

幸せに生きていくためにも考え方を変えていきましょう。

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