読書家の方なんかだと、本屋さんで思わず手に取った本、
買って帰ると「以前に読んだことがある本だった」
なんてことありませんか?
映画ファンなら、DVDレンタルしたら、
「あ、これ前に見たことある・・・」
なんていう事もあるかもしれません。
私なんて両方ともしょっちゅうあります。
ひどいのは、半分くらい読んだり観てから気づくことさえあります。
不思議ですね。
違うタイミングで、違うシチュエーションなのに、
なぜか同じタイトルの映画や、本に気を取られるなんて。
逆に言うと、人間って、どうしてもパターン通りの行動をとりがちです。
そしてそのパターンというのは過去の記憶や習慣から表出します。
とすると、過去の記憶や習慣が変わらない限り同じことを繰り返す。
もし、今の状態が、自分がなりたい状態ではないとすれば、なりたい状態になれる行動パターンとは違う行動パターンを繰り返しているのかもしれません。
これが、映画や本の選択なら、パターンを変えるのは簡単です。
自分が選びそうにもない、人の勧めに従うことです。
すると今まで見なかったであろう、新しい世界を知ることができます。
もちろん、「やっぱり、人に勧められたものはつまらない」とあきらめては元に戻ります。
そんな時、なぜ友人は、これを進めてくれたのだろう?
何か意味があるはずだ、と思いながら楽しんでみると少しは印象が変わるでしょう。
また、たった一度の失敗で元に戻ってしまわず、もう少し人の勧めに身をゆだねてみる。
たまたま、素晴らしい作品と巡り合ったなら、それはあなたの成功体験として記憶にしまわれます。
困ったときは、人の勧めに従え、と。
しかし、リアルな人生をかけた生き方で、人の勧めに身をゆだねるのは心もとない。
そう思う人もいるでしょう。
そんな時には、「いつもなら絶対に選ばない選択肢」をあえて選ぶのも手でしょう。
すると行動のパターンが崩れます。
しばらく大変なこともあるかもしれませんが、確実に、返ってくる反応は変化するでしょう。
「そんなの、リスキーじゃないか」ですって?
そうですね。
実は、新しい行動パターンにはリスク・・・というか不確定要素が出てきます。
不安定な状態に身を置くことになります。
しかし、それは逆に言えば、変化の証です。
変化を起こすには、必ず不安定で不確定なところに足を踏み入れる必要があります。
そこに足を踏み出さないことが、今までと変われない原因ですよね?
車にひかれるのが怖いからと言って、家にこもってるのとおんなじですよね。
しかし、家にこもっているから、地震で下敷きになることだってあります。
え?そんな確率低いって?
確率なんて何の意味もありません。
1億人に一人しかかからない奇病だって、かかった人にとってはそれが100%現実です。
要は、自分にとって起こったか、起こらなかったか?の二者択一です。
そのあたりを考えてみたときに、行動しないことのリスクはけっこう怖いものがあります。
なにしろ、行動しない自分は、今まさに目の前にある現実なのですから。
つまり、100%の確率で接しているリスクなのです。
28歳の時保険代理店業で起業し、保険会社の年間表彰に5年連続で選ばれる会社に育てる。
そのすぐ後、スタッフの半分が一気に会社を辞める事態になり「自分を変えなければ」と発起しNLPや心理学を本気で学ぶ。
『過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる』ことを知り、全国の経営者やビジネスパーソンにもそれを伝えるため、セミナー活動や研修活動をしている。
【保持資格】
全米NLP トレーナー・LABプロファイル®トレーナー
交流分析士・心理カウンセラー・行動心理士